講 師:比嘉 香織 (沖縄こどもの国)
記 録:大城 恵利 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年9月11日(水) 10:45~14:40
受講者:琉球大学教育学部付属小学校 4年生 (102名)
場 所:琉球大学教育学部付属小学校 (西原町)

琉球大学教育学部付属小学校4年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、
環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

今回は全クラス「沖縄の自然と生き物」をテーマに講座を行いました。
初めにこども国について簡単に説明。動物はもちろん、環境課題についても取り組み、
啓発活動を行っていることを説明。そして、テーマに沿ってまずは沖縄の環境、特性
について説明し、豊かな自然環境と多種多様な固有種がなぜ沖縄にあふれているのか、
日本に生息する両生類、爬虫類の種数と沖縄に生息する種数が、面積と比較すると高密度
になることを説明すると、どのクラスの児童も大きく反応していました。
その理由として、陸地の変動に由来するところから遡って解説。今回は琉球列島の生物相の分布
の中でも、私たちが暮らしている中琉球では、他地域で絶滅した遺存種が多いことを紹介しました。
児童は耳や視線を講師に向けつつ、早速ワークシートにメモを取り始めるなど意欲が見られました。

環境や地形に関する解説後、写真や動画を用いて実際に沖縄で見ることができる動物についての解説を
行いました。またその際、大切なキーワードとして「在来種・固有種・外来種」それぞれの意味と現状を
伝えながら進めました。思っていた以上に生き物の名前がよく挙がり、特に生き物好きと思われる児童は
積極的に質問や発表をしていました。

学習の締めくくりとして、最後に沖縄で見ることができる生き物が、どんな場所に生息しているのか、
を沖縄の自然環境を図にしたマップに、色んな生き物ラベルを貼り「生き物マップ」を各クラス作成して
もらいました。また、より具体的に生き物のイメージができるようにと持ち込んでいた、カンムリワシと
オリイオオコウモリの標本を観察してもらいました。「これは本物?生きていたの?意外とコウモリが
かわいい」などなかなか見る機会のない標本に対し色んな感想が挙がりました。
どのクラスも終始、好奇心と積極性のある姿勢で講座を聞いており、児童からは「水を大切に使うことが
生き物を守ることに繋がる」「自然を守る、作っていくことが大切だと思った」「外来種も絶滅危惧種も
思っていたより多くてびっくりした」など、色んな視点から気付いた感想を聞くことができ、今回の講座
を通してより一層、環境や生物に対する理解を深めることができた様子でした。