講  師:諸見 みどり (沖縄県地球温暖化防止活動推進委員)
     協力:沖縄県地球温暖化防止推進センター(沖縄県公衆衛生協会)
開催日:平成30年6月19日(火) 9:15~10:30
受講者:オキナワインターナショナルスクール 小学5・6年生 (計60名)
場  所:オキナワインターナショナルスクール

オキナワインターナショナルスクールでは、小学5・6年生の授業において、「地球や大気圏の変化は人間の生活に影響を及ぼす」をテーマに地球の異なる要素を地球が変化した理由と変化し続ける理由について学習している。今回の講座で、地球温暖化の原因や人間の生活への影響について講話し、環境保全について考え行動する事を目的に実施した。
 月から見た地球の様子(映像)や台風の被害、干ばつ、異常気象、ゲリラ豪雨の様子をスライドに示し地球温暖化とは、昔と比べて気温が上がっている事で、世界の平均気温の上昇等をグラフで示し150年の間に0.8℃上昇している事を解説。温暖化の影響として、北極圏の海面上昇、猛暑日の増加、サンゴの白化、ゲリラ豪雨について説明した。
 続いて、温暖化の原因となるCO2の量をリボンの長さで示し、1900年は2メートル、1950年は4メートル、2010年は20メートルのリボンを児童に引いてもらいCO2の量の推移を体験した。
 さらに地球温暖化に対して私たちは何ができるのか?と問い、CO2を出さない・減らす行動として「緩和策」、温暖化に対して備える「適応策」、それぞれについて説明した。
 温暖化について学んだ後は、みんなで「COOL CHOICE」と題しクーラーを使う時は「使う時間を1時間減らす」か「設定温度を1度上げる」等の、「どっちがかしこい選択か」を児童にゲームとして実践し大変盛り上がった。
 最後に、オキナワインターナショナルスクールの皆さんは「地球温暖化防止活動リーダー」として賞状を授与し、まわりの友達にもクールチョイスを伝えてあげようと呼びかけた。
 講師からは、雲を見てみよう、風を感じよう、自然を感じようと語り、環境のためには自分に合った対策をする事が大事で賢い選択が大切だと締めくくった。
 講座のまとめとしてワークシートに記入しグループ毎に発表した。学校でできる事として、ipadの充電器をさしっぱなしにしない、電気をこまめに消す、クーラーをあまり使わない等の意見が出された。