講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和3年1月27日(水)13:30~15:00
受講者:ホップステップクラブ 小中学生8名、指導員4名(計12名)
場   所:沖縄こどもの国チルドレンズセンター2階

ゴミの現状やリサイクルについて講話し、いらなくなった古着を使って裂き織コースター作りを行い、ゴミ問題について興味関心を持つことを目的に実施しました。

はじめに、ファストファッションの台頭や、国内における衣類廃棄の現状についての解説を行いました。低価格で衣類が販売され、企業が1着当たりのコストを削減するため大量生産をしなくてはならない状況がり、リサイクルについてもコストが高くついてしまうという理由から、廃棄処分される衣類が年間100万トン、衣類に換算すると33億着になる事などを伝えました。また、古着回収ボックスについても触れ、設置されているスーパー等あるが、ほとんどの衣類が焼却処分されており、日本国内の衣類のリサイクル率はドイツなどの先進国と比べると低く、消費者である私たちが、品物を購入する時から意識して行動する事が大切だと伝えました。

続いて、リサイクル工作の体験を行いました。材料となる古着は裁断し使用するのでシミや穴が開いても目立つことなく無駄なく使えます。
卓上織り機の体験では、たて糸を張った卓上織り機に、裂いてひも状にした布を巻き付けたシャトルを通し、横糸を織り込んでいきました。簡単に裂き織ができ、児童たちは驚き感心している様子でした。