講 師:盛口 満(沖縄大学 学長),沖縄大学学生ボランティア
開催日:令和元年11月10日(日)①11:00~11:45 ②13:30~14:45
受講者:一般県民 幼児~大人 31名(①19名,②12名)
場 所:沖縄こどもの国 チルドレンズセンター2階

沖縄の自然について遊びながら学び、環境保全について考えるきっかけをつくる事を目的に体験プログラムを実施しました。
はじめに、「植物は動くことが出来ないのに、遠く離れたいろいろな場所に同じ植物があるのはなぜでしょう?」という謎を解き明かすように、木の実の実物を見せながらお話しを進めていきました。
トゲトゲがある『オナモミ』は動物の体や人間の衣服にくっついて遠くまで運んでもらい、水に浮く『モダマ』は、川の流れや海流に乗って遠くの島まで流れ着くことがあります。このように植物は、実や種子の形や性質を変化させ、また、風や水,動物たちをうまく利用して遠くまで移動していることを説明しました。
つづいて、いろいろな木の実を使って遊びながら学べる体験を行いました。
折り紙で『松ぼっくり』の種を真似て羽根を作り、その先端に重りのクリップを挟んで投げるとくるくると回転しながらゆっくりと落ちます。
また、『ムクロジ』の実の殻を割って、水の入ったコップに入れストローで息を吹き込むと、ぶくぶくとコップ一杯に泡が立ち、『ブクブクの実』とも呼ばれ昔は石鹸として使われていたと説明しました。
他にドングリごま作りやモダマでアクセサリー作り、オナモミの的当てゲームを楽しみ木の実の性質や形状を遊びを通して学びました。

締めくくりに学生から「これからも自然や生きものに興味を持ち自然とふれ合えるような遊びをたくさんやってください」とプログラムを終了しました。