講 師:鹿谷 麻夕(しかた自然案内)
開催日:令和元年10月31日(木)9:30~12:00
受講者:宜野湾市立大山小学校5年生(106名)
場 所:宜野湾市立大山小学校

海辺の自然と私たちの暮らしのつながり、海の生き物やごみ問題について講話することで、環境保全について考え行動する事を目的に実施しました。
はじめに、児童たちの住む大山小学校周辺の自然環境について解説しました。
昔の写真や地図を見ながら、今と昔の海岸線の違いを確認しました。埋め立てられる前は、豊かな広がりを見せていた珊瑚礁があったことを初めて知る児童も多くいました。
大山地区の自然は今でも残っている所もありますが、多くの自然が失われたかを解説しました。
つづいて、海ゴミ問題について沖縄各地の海岸で回収したゴミのサンプルを見せ、遠い外国からも流れてきていることや、また、世界の海で捨てられるプラスチックは年間800万トンあり2050年には、海のゴミが魚の量を上回る予想である事を伝え、海ゴミ問題の深刻さを伝えました。
また、近年大きな問題となっているマイクロプラスチックについて説明し、使い捨てプラスチックの制限など世界各国の様々な取り組みを紹介しました。
最後に講師から「環境をよくするために自分にできることは?」という質問をなげかけると、多くの児童が手をあげては、「積極的にビーチクリーン活動に参加したい」など意欲的な答えが返ってきました。