講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和元年10月29日(火)10:35~11:20
受講者:八重瀬町立具志頭小学5年生 (64名)
場 所:八重瀬町立具志頭小学校

具志頭小学校では、環境教育の一環として毎年、具志頭浜での清掃活動を行っています。
清掃活動を行う5年生を対象に、身近な自然環境や漂着物について知ることで環境保全に対する興味関心をもち、具志頭浜での清掃活動をより有意義な時間にしてもらう事を目的に行いました。
講師から「漂着物ってなに?」という問題提起から始まり、漂着物からわかることを例にあげました。視点を変えた観察によって、漂着物が、自然、過去・未来、外国など、様々なことがわかる「異世界への入り口」を示すものにもなるということを伝えました。
海岸で拾ったいくつかの漂着物(ウミガメの甲羅、クジラの骨、植物の種、ガラス製の浮など)を実際にこども達に触ってもらい、この漂着物が何であるかを予想し、答え合わせを行った後、そこから何が分かるかを子どもたちと一緒に考えました。
講座を通して児童たちは、海岸の漂着物をただのゴミだと決めつけずによく見て考えるなど、物事を多角的にとらえる力やもっと知りたいという探究心を刺激できたようです。
講座終了後には、講師が拾った漂着物を手にとりながら、漂着物に関する質問がたくさんありました。「具志頭浜で面白いものを見つけたい」という感想もあり、清掃活動がこれまでと違い面白味が増すことを期待したいです。