講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和3年10月3日(日)10:00~12:00、10日(日)10:00~12:00※全2回連続講座
受講者:一般県民 小学生以上(15名)
場   所:沖縄こどもの国チルドレンズセンター2階及び沖縄市中央公園

植物の押し葉標本作りをとおして、生物多様性や外来種について学び環境保全活動について考え行動する事を目的に実施しました。

1日目は、はじめに事前に集めた木の葉を見ながら葉っぱの付き方や形の違いなど、様々な樹木の特徴を説明しましたた。また、葉っぱの裏側には多くの情報があり、似たような葉っぱでも裏側を見ると違いが分かる事など、葉っぱから樹木を見分けるポイントを解説しました。

つぎに、中央公園に移動し葉の違いの確認や特徴的な匂いのある葉や昔から活用されてきた植物など観察を行いました。それぞれが標本にしたい植物を2種類採集しました。採集した植物は、図鑑で調べて同定を行い新聞紙に挟み重石を載せて1週間乾燥させましたた。(挟み込んだ新聞紙の取替作業はセンター職員が行いました)

2日目は、はじめに各自の乾燥させた標本を見ながら、1日目に習ったポイントを振り返り、乾燥の状態や葉っぱの付き方など確認しました。

つづいて、台紙への貼り付け方やラベル作成(日本名,学名,採集地,年月日,採集者の記入等)解説を行い、各自仕上げ作業を行いました。

作業終了後、自由参加で「こどもの国せせらぎゾーン」にて古くから沖縄で活用されてきた植物の観察を行いました。全員が参加し熱心に解説に聞き入る等、関心の高さが窺えました。