講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和2年12月10日(木)13:30~15:30
参加者:一般県民 大人 3名
場   所:沖縄こどもの国チルドレンズセンター2階

ゴミの現状やリサイクルについて講話し、リサイクル工作として古布を使った裂き織コースター作りを行い環境保全について考え行動する事を目的に実施しました。

はじめに、ファストファッションの台頭により低価格で衣類が販売されるようになり、企業は、1着当たりのコストを削減するためやむをえず大量生産をしなくてはならない状況になっている事や1シーズンで購入した衣類を捨ててしまうという消費者の問題に繋がっている事等について解説し、品物を購入する時から意識して行動する事が大事で、昔から物を大事に使う精神をもう一度見つめ直し若い世代にも伝えていく事が大切だと講話しました。

最近では、スーパー等に古着回収ボックスが設置されている所もあるが、日本の衣類のリサイクル率は11%に留まり、汚れや痛みのある衣服については焼却処分されている現状を踏まえ、コロナ禍において「お家時間」が増え自宅でも使える「卓上織り機」を使い古着を使ったコースター作りの制作を行いました。

材料となる古着は裁断し使用するのでシミや穴が開いても目立つことなく無駄なく使えます。織り機体験が初めての参加者ばかりで、経糸を張る工程は苦戦していました、織りあがっていく過程は楽しそうでした。リピーターの参加者でお互いに教え合い和やかな雰囲気でした。「次は何の講座があるのか?」「毎回参加して勉強になる」という意見も頂きエコ意識が高まっているように感じました。これからも家庭の中心を担う主婦層にも向けて講座を実施し環境保全活動へ促していきたいです。