講 師:石神 安弘 (Natural Box 株式会社)
開催日:令和5年9月14日(木) 11:00~13:00
受講者:沖縄県立豊見城南高等学校 3年生 (7名)
  所:沖縄県立豊見城南高等学校  (豊見城市)

 豊見城南高等学校 3年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

はじめに、講師の紹介とキャリア教育の観点から環境調査の仕事について解説しました。
一コマ目はカタツムリの講義を行いました。日本には約1,100種、沖縄県には300種のカタツムリがいる事やタニシとマイマイの違い、カタツムリ観察のポイントなどを紹介しました。またカタツムリの殻を分類するワークショップを行い、大きさや色に囚われず観察することで、貝殻のみで分類ができることを解説しました。
二コマ目はカメとトカゲの講義を行いました。初めに沖縄に生息するカメ類の分布や特徴を標本や写真を用いて解説しました。次に、グリーンアノール・アオカナヘビ・キノボリトカゲのパズルを使い、それぞれのトカゲの違いを観察しました。
最後に、沖縄に生息する特定外来種について講義を行いました。特定外来種と外来生物の用語の違いを確認し、文化財保護法や国指定や県指定の天然記念物、国内外来種についての用語についても詳しく解説しました。

講義終了後に、生徒から「実物を見れたのが良かった」や「カタツムリを観察する機会がないので、いい体験になった」とコメントがあり、沖縄の自然やいきものに関する興味関心が高まっていました。