講 師:比嘉 香織、金尾 由恵(沖縄こどもの国)
開催日:令和3年9月17日(金)13:35~15:15
受講者:県立沖縄盲学校  (17名)
場   所:沖縄県地域環境センターよりZOOMにて実施

視覚障害の生徒を対象に陸ガメ、ウミガメ等の様々な標本をさわりながら、カメとはどんな生きものなのか考え、陸ガメ、ウミガメの違いや人間と違う所を発見し言語化する事で自然や生き物への興味関心を抱く事を目的に実施しました。

5月に盲学校の教職員向けに、陸ガメ、ウミガメ等の様々な標本をさわりながら、カメとはどんな生きものなのか、陸ガメと海ガメの違いを触って体験し考え、言葉で表現するワークショップを実施した。今回は『科学へジャンプ・イン・九州2021』にて盲学校の児童・生徒向けにワークショップを教員が実施し視覚障者向けのプログラムの構築を行った。今回は地域環境センターよりオンライン出前講座として実施し教員のサポートを行いました。

こどもの国から貸出したアオウミガメ、ムツアシガメ、イシガメ等の標本を用いて、カメの身体(甲羅、頭、足の形)を触察しました。甲羅の形、足の形からウミガメかリクガメかを判断してもらいました。足形が平べったい形なのでウミガメではないか?足の形がトゲトゲなのでリクガメでは?等の意見が聞けた。カメの甲羅だけの標本を観察しながら甲羅が肋骨が背骨とくっついて板のようになっており、カメの肩甲骨が肋骨の内側になっている事等を解説しました。

児童・生徒からは、「カメの大きさを知る事ができた。頭から触れて初体験でした。小さいカメを触れて見つけるのが難しかった。カメの目を触れたまたやりたい」「大きいカメは手が平べったいから泳げる。」「触ってみて小さいものも大きいものも色が気になった」「甲羅が硬かった。カメは何を食べるの?」等活発な意見や質問が聞け関心の高さが窺えました。