講  師:藤井 晴彦 (沖縄自然環境ファンクラブ)
開催日:平成30年9月13日(木)11:20~13:10
受講者:県立泊高校定時制課程 午前部 生徒8名 職員2名(計10名)
場  所:那覇市末吉公園及び森の家みんみん

 末吉公園で植生調査を行い、植生から類推される環境(土壌の特徴、水の流れなど)について学ぶ。沖縄の自然について興味関心を持ち、環境保全について考え行動することを目的に実施した。
 始めに講師から、「身近な自然」と題して、沖縄の地形、地質、気候、降水量などの特徴から見る沖縄のバイオームについて、末吉公園の森や湧き水、生き物などの講話を聞いた後、公園内の観察に出かけた。
 園内観察では、園内にある樹木や植物、昆虫などの特徴や由来、生態について手に取ったりしながらその都度わかりやすく説明。また、通常は立ち入らない滝見橋下の川のふもとに下り、実際に土壌観察を行った。学生たちは講師に進められ、フクイの木の実を食べたり、土を触ったりと普段あまりしない経験を通して、身近な自然に興味を持ってくれたようだった。
 何気なく見ている身近な自然は、そこにあるのが当たり前だと感じているが、名前や特徴も知らないことや在来種か外来種かもわからないことも多い。今回の講座のように、説明を受けながら実際に自然の中を歩き触れることは、とてもわかりやすく自然への興味も持ちやすなり、環境保全に繋がるのではないかと感じた。