講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和3年9月3日(月)10:20~11:05
受講者:沖縄市立コザ小学校 5年生1クラス (39名)
場   所:沖縄県地域環境センターよりZOOMにて実施

おきなわ環境教育プログラム集(学校教育編)NO.15を活用し、日常生活において“プラスチック製品”が大量にあることに気づき、使用を減らすことができるかを考える事を目的に実施しました。

はじめに、「プラスチックってどんなものか?」問いかけ、今持っている物(文房具など)や普段よく使う物の中からプラスチックで出来ていると思う物をワークシートに記入しました。その後、思いついたものを発表すると、自分では気づかなかった物や部分的にプラスチックで出来ている物があるなど、思っていた以上にたくさんのプラスチック製品があることに気づく事ができました。

つづいて、書き出したプラスチック製品の利用方法とプラスチックの代わりになる材料がないか一緒に考えてみました。定規は木製や金属製のものが元々あり、ビニール袋は紙袋でもいい場合があるなど、代わりになる材料についていろいろな意見が出ました。また、最近では使い捨てのビニール製のラップの代用品として繰り返し使える布製の蜜蝋ラップのような新しく考案された技術があることなど、実物を提示しながら紹介しました。

最後に、まとめとして日本は一人当たりの使い捨てプラスチックの使用量が、世界第2位(2018年)であることやマイクロプラスチックの問題が、世界中で深刻な海洋汚染問題となっていることを説明しました。さらに、出来るだけプラスチックを使わないようにするにはどうすればいいのか、今自分に出来ることは何か、一人一人考えてほしい事を伝えました。