講  師:佐藤 寛之 (理学博士)、吉岡 由恵(沖縄こどもの国)
開催日:平成30年9月10日(月)10:30~12:30
受講者:石川市立宮森小学校 3年生2クラス (67名)
場  所:石川市立宮森小学校 

学校内の植物について講師と共に観察し、身近な植物について理解し、環境保全について考える事をきっかけとなる事を目的に実施した。
 はじめに、植物の見分け方として、数種類の植物を用意し「1枚の葉はどれか?」と質問し葉のつき方を見て、植物を見分けるができると解説し、ガジュマルやシマグワ等のイチジク属植物を児童たちに見てもらいその違いを学んだ。前半のクラスは校庭のクスノキやシマグワ、リュウキュウコクタン、クワズイモ等の植物を触ったり、匂いを嗅いだり、かじったりし植物の観察を実施した。後半のクラスはあいにくの雨になり教室内で実際の植物を用いて植物を葉のつき方やにおい等を講師の解説を聞きながら、植物を手にとり確認した。最後に雨のかからない場所から観察を行った。
 今までこどもたちがほとんど気にしていなかったであろうそれぞれの植物について様々な質問を講師に投げかけていた。シークヮーサーを匂いで再度確認し、またネズミモチやヘクソカズラなどでも匂いをかぐことをこどもたちはとても楽しんでいた。ほかにも、セミがたくさん集まるホルトノキやセンダンの話などを行うと、「セミとりをしている時にこの木にたくさん集まっていた!」とこどもたちは話してくれた。
 今回の講座では、身近な場所で観察会を行うことができたので、より深く学ぶことができたとともに今後の学びにつなげることができたと思われた。