講  師:佐藤 寛之 (理学博士)
日  時:平成29年9月14日(木) 9:20~11:10      
参加者:県立嘉手納高等学校3年生 環境の科学クラス(計7名)
場  所:県立嘉手納高等学校

沖縄の溶岩や地形、土壌の成り立ち、南部と北部の土壌、植生の違いと植物たちの戦略について興味関心を持ち、環境保全について考える事を目的に的に実施した。
 琉球列島の地形や成り立ちから始まり、土壌分布、北部と中南部の地面のでき方が違うために、石が腐敗してできる土の性質も違う事。さらに中南部と北部に生える植物の構成が異なるのはこうした地面の違いを反映しており、南部と本部半島はアルカリ土壌が多く北部は酸性土壌が多いことを説明した。沖縄の石についても実物を示し、火打石の体験等も行った。
 つぎに那覇の古地図と現在の地図を用いて、集落の立地と岩石の関係、植物の生育について講話した 様々な角度から沖縄を見る事で自然の面白さや古代から現代のつながりを理解できたのではないかと感じた。教科書には載っていない自然の面白さ等もこれからも伝えていくことで環境保全へつなげる事ができるのではないかと感じた。

【講座の様子】