講  師:鹿谷 麻夕 (しかたに自然案内)
日  時:平成29年9月4日(月) 9:00~10:00      
参加者:県立コザ高等学校(全日制)1年生~3年生(計 1200名)
場  所:県立コザ高等学校 体育館

 コザ高校は、今年度から環境教育指定校となっており全学年で取り組む事を予定している。今回の講話で沖縄の環境についえ講話していただき、生徒達がどのような形で取り組んでいくか生徒自身が考えるきっかけを作る事を目的に実施した。
 初めに、私たちの身近な沖縄の海について「砂浜」「干潟」「マングローブ」「海草藻場」「サンゴ礁」それぞれの特徴やそこに棲む生き物の生態について写真を見せながら紹介し、多様な環境の中に生物の多様性があることを説明した。
 次に、海の環境問題について、サンゴの白化が高水温で引き起こされる事や今年もかなり白化している状況を説明し、海岸漂着ゴミについて黒潮の流れや海流の位置関係、マイクロプラスチックについても触れ生物の体内からもプラスチックが検出されている状況を説明した。プラスチックの生産量が50年間で20倍に増え、海に捨てられ宇プラスチックは年間800万トンにも及ぶことを示した。
 街、山、川、海の環境が汚れているのを見つけたら、原因を探しどうしたらきれいになるかをみんなで考え実際にやってみることが大切だと伝えた。最後に「Think Globally,Act Locally 地球規模で考え足元から行動しよう!」の言葉で締めくくった。

【講座の様子】