講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和元年9月4日(水)9:35~10:20.10:40~11:25
受講者:南城市率船越小学校 4年生 2クラス (52名)
場 所:南城市立船越小学校

船越小学校4年生は、総合的な学習の時間において「取り戻そう!私たちの美ら川」をテーマに学校近くの雄樋川の探検等を行い環境学習に取り組んでいる。
 透明バケツに入ったきれな水を川の水に見立て、人間の活動で出るゴミや飲み残し等の生活排水、農業廃水、工業廃水が水を汚していく様子を体験し、人間の暮らしが川を汚し、生態系に影響していることに気づき日常生活の見直しを実行すようとする意欲を喚起する事を目的に実施しました。
 
 ある町の川の物語として山に振った雨が地面に浸み込み小さなしずくがたくさん集まって川になり山から流れ農村地帯を通り、そして工業地帯、さらに下流の都市を流れて海へ出る川の話を読み進めていき、人間が捨てたゴミや生活排水などで川が汚れていいく様子を体験しました。
 児童一人に一つの役割(汚染物質 例:台所から出た生活排水→茶殻 等)の入ったカップを配り、物語の中で自分の役割がきたら水の入ったバケツにカップの中身を注いでいきながら誰が川を汚したのか?川の生き物や野生生物への影響を問いかけながら物語を進めていきました。
 川辺で遊ぶ人たちが捨てていったゴミが川へ流れ、釣りをしていた人の釣り糸が引っ掛かり川に落ち、農村地帯では堆肥小屋から堆肥が雨で流れ出だし、工業地帯からの汚染物質、家庭からの生活排水等にによってどんどん川が汚れていく様子を体験しました。
 まとめでは、川を汚したのは誰か?どうやったら川を汚さないですむのか?川をきれいに
するには何ができるのか?今日からできる事はありますか?と問いかけ児童から発表してもらいました。
 バケツの水がどんどん汚れていく様子を見ながら、児童だちはこんな川では泳げない、遊べない、生きものたちが住めないという発言もありゴミのポイ捨てをしている人がいたら注意したいとの声が聴けました。