講 師:佐藤 寛之(理学博士)
開催日:令和3年8月15日(日)14:30~16:30
受講者:一般県民 (27名)
場   所:沖縄県地域環境センターよりZOOMにて実施

新型コロナウィルスの影響を受け、多くのイベントが中止や延期となり、子ども達をはじめ様々な制限がかかり自然体験や環境教育の場が少なくななり、緊急事態宣言中においても学びを提供するためZoom(WEB会議システム)を使ってオンライン講座を実施し参加者と講師がコミュニケーションを取り身近な生き物への興味関心を引き出すと共に、スーパー等で手に入る煮干しを水でもどして爪楊枝やピンセットを使い解剖を行い魚の体のつくりについて学ぶ事を目的に実施しました。

はじめに、普段の台所や食卓で見られる煮干し(トビウオ、カタクチイワシ)や鮮魚(アジ)を見せながら魚の体の作り(ヒレの付き方など)や種類によってのちがいについて解説しました。

つぎに、料理をするように鮮魚は二枚におろし、煮干しは一度水に戻し手開きで、解剖しながら体の内側(骨格、筋肉、えらの様子)を観察しました。解剖は参加者各自で煮干しを用意させ、一緒に作業を進めました。

最後の質疑応答では、『煮干しのうろこ』や『魚の耳石』、『イワシの尾ビレ』や外来種(ザリガニ)についてなど様々な質問があり、生き物に関する興味関心が高まった様子でした。