講 師:與儀 環 (沖縄こどもの国)
開催日:令和5年7月25日(火) 13:30~15:30
受講者:志茂田児童クラブ 小学1年~6年生 (28名)
  所:志茂田児童クラブ (豊見城市)

 志茂田児童クラブ 小学1年~6年生を対象に、くらしと廃棄物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

はじめにみつろうラップの紹介と普段家庭で使われているラップがプラスチック製品であることを解説しました。つづいてプラスチックとはどんなものかを問いかけ、身の回りにあるプラスチック製品をワークシートに書き出し、使い捨てか使い捨てではないかを考えてもらうことで身の周りに使い捨てプラスチックがたくさんあふれていることを意識してもらいました。さらに、プラスチックごみによる被害を受けている生き物の写真を掲示し、自然界や生き物への影響について解説しました。ペットボトルやストロー,スプーン,コップなど一度使ったら捨てる「使い捨てプラスチック」はごみが増える大きな原因となることや、2050年までには魚の量より上回ると予想されていることを伝えました。また、プラスチックはとても便利に多用されているものでありながら、社会的にプラスチックのゴミを減らそうという動きがあり、その点においてみつろうラップは水洗いで何回でも使え、プラスチックごみの削減につながることを伝えました。
つづいて、みつろうラップの工作体験を行いました。ひとり一枚づつ好きな木綿の布地を選び、ビーズ状のみつろうをまばらに乗せ、みつろうを溶かすようにアイロンをかけ、満遍なく布に染み込ませて冷まし、みつろうラップを制作しました。

児童からは、ラップの代わりになる「みつろうラップ」が簡単に作れる事に感心し、「もっと作りたい」「お母さんに使ってもらいたい」との感想が聞けました。また、「海や町のごみ拾いをしたい」「ごみを出さないように工夫したい」との意見もあり、環境保全への興味関心を持ってくれた様子でした。