講 師:名嘉山 国広(沖縄こどもの国)
開催日:令和3年11月29日(月)9:35~12:20
受講者:糸満市立光洋小学校4年生3クラス(91名)
場   所:糸満市立光洋小学校 教室

報得川(干潟)の渡り鳥について講話し、沖縄の自然や生きものについて興味関心を持ち、環境保全について考えるきっかけを作る事を目的に実施しました。

はじめに、児童らに身近に見られる野鳥について問いかけ、ワークシートに記入させ興味関心を引き出した。沖縄で見る事ができる野鳥(イソヒヨドリ、シロガシラ、ツバメ、クロツラヘラサギ)について解説し、さらに沖縄では約500種(日本では約600種)の野鳥を見る事ができ、渡りをする鳥、しない鳥について解説しました。

次に報徳川(干潟)の野鳥(サギ、シギ、チドリ等)について解説し、干潟の自然環境は鳥たちにとってエサが豊富にある事、さらに泥の成分や、底生生物、野鳥の食性等についてワークシートに記入しながら解説し、生き物と自然環境の繋がりについて考えました。

最後に自然や生きものを守るために私たちに出来る事は何か考えてもらい終了しました。

児童からは、「報得川をきれいに保ってエサがたくさんあって色んな鳥が来て欲しい」「川のごみをきれいにする」等の声が聞けました。

報得川は光洋小学校のすぐ隣の川で、児童たちにとって身近な場所です。授業の中で報徳川の生きものを調べたりして学習を続けてきました。今回はサシバの季節なので渡り鳥を題材に講話を組み立て実施しました。普段から親しみのある場所を題材にする事で児童らはさらに関心を深めたようでした。