講  師:喜納 正剛、五十嵐 千春、ボランティアスタッフ2名 (沖縄こどもの国
日  時:平成29年8月11日(山の日・木) 11:00~16:00      
参加者:247名(子ども 149名、大人 98名)
場  所:県民の森(恩納村)中央広場

平成28年、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨として、新たな国民の祝日「山の日」が施工されました。地域環境センターにおいても、同日に特別イベントを実施し、県民が自然に親しむ機会を設けることで沖縄県における環境保全活動及び環境教育を推進する一助として実施した。
 様々な葉に色をつけ、紙に模様や形を写し取る。葉の違いに気づきその美しさや大切さに触れ、表現する楽しさを体験する事を目的に実施した。
 本プログラムを通して参加者には葉の構造及び身近に植生している葉の違いを比較させる事を目的とした。沖縄県の森で採取した「イルカンダ」「ハイビスカス」「コバンモチ」「タンキリマメ」の葉を用いて葉脈スタンプ標本作りを実施。参加者は4種類の葉の中から2~3種類の葉を選びスポンジを用いて赤・青・黒・緑のインクを塗布し、A5サイズの紙に転写する作業を行い、転写した物を切り取り「葉脈標本カード」の台紙に貼り付け完成させた。プログラム開始時間前には多数の参加者が列をなしていたことから本プログラムへの関心の高さがうかがえた。
 保護者同伴での参加がほとんどを占めており未就学児でも保護者と会話しながら葉脈スタンプ標本を完成させていた。また、高学年の児童および生徒は葉の向きやバランスの変化をつけたり、インクの色を塗り重ねたりなどした独創的なスタンプ作りを行っていた。工作手順の説明について、コザ高等学校から2名のボランティアがスタッフとして協力してくれた為、参加者の工作は滞る事なくスムーズに行えていたように思える。随時受付という事もあり、作業スペース以上の参加希望者が訪れたためテント外で待機させてしまう場面もあった。次回も同様のプログラムを行う場合、作業スペースの拡大を図るか待機スペースを設ける事の工夫が必要だと思われる。

【プログラムの様子】