講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和元年8月17日(土)13:00~16:00
受講者:宜野湾市在住親子 13組 (28名)
場 所:宜野湾市民図書館2階カルチャーホール

ゴミの現状やリサイクルについて講話し、家庭でできる『リサイクル工作』として布ぞうり作りを行い、環境保全について考え行動することを目的に実施しました。
 はじめに、沖縄県民一人当たりのゴミ排出量や日本の衣服廃棄についてデータを示しながら講話しました。近年では、トレンドの移り変わりが早く、ファストファッションの流行により服が安く手に入るようになったため、まだ十分着られる服を捨ててしまう人が増えており、日本の衣料品の廃棄量は約100万トンといわれ、約33億着となっていることや、日本の衣服のリサイクル率が11%、リユース率が13%で残りの73%は焼却されている事を解説しました。
 ではなぜ、リサイクル・リユース率が低いのか?衣服のリサイクルには、回収費用(運搬費)、保管費用(倉庫代)、仕分け費用などがかかり、それよりは廃棄してしまったほうが、安価なので衣服のリサイクルが進まないという問題があります。
 私たちができる事として、着なくなった服をリサイクルショップ、フリーマーケット、古着屋さんに引き取ってもらったりすることができる事をお話しました。
 次に、家庭でできる衣服のリサイクルとして『Tシャツを使った布ぞう』の制作を行いました。
 Tシャツを使った布ぞうりは柔らかく履き心地が良く好評でした。材料となるTシャツはシミや穴が開いていても使えるので無駄がありません。
 実施日が夏休みという事もあり自由研究の課題を布ぞうりとつなげて「環境について」にするとういう声も聴けました。