講  師:杉本 結衣、翁長 朝 (沖縄こどもの国)
開催日:平成29年7月28日(金) 10:00~11:30
参加者:小学3・4年生:30名 未就学児:9名 先生:4名 計43名
場  所:子供の家保育園学童クラブ

 初めの導入として、こどもたちの好きな動物を一つ上げてもらい私たちの身近にある「土」が自然の中でそして、私たちの生活の中でどのように繋がっているのか、というお話をした。私たちが普段食べている野菜も土がないと育たないし、お肉になる家畜のエサも土がないとできない。つまり、土が私たち生き物にとって生きていく上で欠かせない存在である、ということにはどんな土があるのか、という事を中心にお話をした。
 そして、実際に沖縄で採取した土を使って、土絵の具を作製し、自由に絵を描いてもらいながら、同じ土でも成分の違いによって色が違うということを実際に体感してもらった。
 こどもたちは絵を描くこと自体も楽しんでいたが、違う色の土を混ぜるとどうなるのか、という色遊びの要素も自分たちで取り入れながら土の色の違いを楽しんでいった。
 最後に、地球上にある土が畑などに使われている作土を含めても厚さ30センチ程度にしかならず、1センチの土ができるのにおよそ1000年かかると言われている。つまり、どこにでも当たり前にあるように見えている土だが、実はとても貴重なものであるということをまとめとして伝えた。
 子ども達からの感想の中でも、1センチの土ができるのに1000年かかるという事にびっくりした、という意見が多くあり、こどもたちの中でも強く印象に残すことができたのではないかと感じた。

【講座の様子】