講 師:藤井 晴彦(沖縄自然環境ファンクラブ)
開催日:令和5年6月17日(土)18:30~20:30
受講者:子育て相談保育室バク 未就学児~小学低学年、保護者 (28名)
場   所:那覇市立森の家みんみん及び末吉公園(那覇市)

子育て相談保育室バク 未就学児~小学低学年、保護者を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

はじめに、『森の家みんみん』にて沖縄に棲むホタルについて解説がありました。世界には約2,000種、日本には約50種、沖縄県にはその約半数の種類のホタルがいる事や沖縄本島(末吉公園)で今の時期よく見られるのはクロイワボタル,オキナワスジボタルの2種類で、発光のリズムの違いで見分けがつく事,食性,雌雄の違い,幼虫の違いなど解説しました。また今日観察できそうなその他の生きものについても紹介し、観察時の諸注意を行い観察会へと出発しました。
まだ明るい中公園に入ると、リュウキュウカジカガエルの声が聞こえ、準絶滅危惧種のオリイオオコウモリを見ることができました。暗くなるにつれ次第にホタルの光を確認することができました。草刈りや天候の影響により比較的、数は少なかったものの、クロイワボタルやオキナワスジボタルの光り方の違いを観察することができました。また、オキナワマドボタルの幼虫を観察することができました。アオミオカタニシやモクズガニ、サカモトサワガニの姿も観察することができました。

観察会の間、生き物に出会う度に大人・子ども、どちらからも多くの質問が寄せられていました。また、「幼虫が光っているのがびっくりした」、「緑のかたつむりがいた」と感想があり、自然や生き物に対する関心が高まっていました。