講  師:鹿谷 法一、鹿谷 麻夕(しかたに自然案内)
開催日:平成29年5月2日(火) 9:00~12:00
受講者:恩納村立山田小中学校 中学1年~3年(80名)
場  所:恩納村立山田小中学校

海辺の環境、暮らしとのつながり、漂着ゴミ問題について講話し、学校近くの海岸にて海岸清掃と漂着ゴミ調査を実施する。
地域の自然環境を知り、海ごみ問題についても学習し自分たちの暮らしの中で環境問題について考え行動する事を目的として実施した。
今回は前半に校内にて講話を聴きながら鹿谷オリジナルのワークシートの記入、後半に海ごみチェツクシートを用いてゴミの調査を実施。
始めに沖縄の海について「砂浜」「干潟」「マングローブ」「海草藻場」「サンゴ礁」それぞれの特徴やそこに棲む生き物の生態について写真を見せながら紹介。地元恩納村の真栄田海岸で見られる海の生き物を写真で紹介し身近な自然環境について説明した。
次に自然の移り変わりの様子を1945年~2005年の航空写真を示し人口の増加と自然環境、山と海のつながりについて説明。
海岸のゴミについては、プラスチック、ビン、ビニール、ゴム、木や紙など様々な種類があり海のゴミが生き物へ与える影響について写真を見せながら伝えた。マイクロプラスチックが自然に及ぼす影響について講話し私たちができる事は何か。暮らしを見つめ直し、伝え、海外の人達とも協力する事も大切だと話し講話終了。
海岸へ移動し学年ごとにエリアにわかれ海岸清掃を実施。
ゴミを一か所に集め、ペットボトル、発砲スチロール、レジ袋の量を記録し終了。※データは別紙参照
生徒たちは、砂に埋まった重い漁網、黒玉の浮きを運び、汚れたゴミを嫌がらすに拾い分別していた姿が印象的だった。
身近な自然と暮らしについて結びつけ、自然環境も自分の事として大事にする心が大切だと感じた。子供たちに沖縄の自然の素晴らしさを伝え、これから先も大事にしていくことを伝えていきたい。