講 師:伊澤 雅子 (北九州市立自然史・歴史博物館長、琉球大学名誉教授)
開催日:令和5年10月8日(日) ①11:30~12:00 ②14:00~14:30  ※①②とも同内容
受講者:一般県民 小学生~大人 親子 (40名)
  所:沖縄こどもの国ZOOスクール(沖縄市)

 10月8日は、『トラヤマの日』語呂合わせで10(と)月(ら)8(や)日(ま)とらやま(ツシマヤマネコの長崎県対馬での方言名)の日です。日本国内に分布するネコ類は、イエネコを除けば長崎県対馬のツシマヤマネコと西表島のイリオモテヤマネコの2種類となります。イリオモテヤマネコに比べると知名度は劣るがツシマヤマネコも絶滅が危惧される希少動物です。イリオモテヤマネコ、ツシマヤマネコの生息環境及び絶滅の危機に瀕している現状を伝え、自然環境保全について普及啓発を図ることを目的に実施しました。
講師からパネル等を用いて、両ヤマネコの体の違いや、棲んでいる自然環境の違い、食べ物の違いについて解説がありました。ツシマヤマネコは、イエネコから病気が移り数が少なくなっている事、西表ヤマネコは、観光客が増えゴミの増加や交通事故によって数が少なるなっている事を解説しました。最後にヤマネコが絶滅しないようにみんなで協力しましょうと締めくくり、講話を終了しました。
 他にも琉球大学生による『沖縄野生生物カードゲーム』やフェイスペイント、ぬりえコーナーなど参加体験イベントも実施されました。