講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
開催日:令和5年7月27日(木)14:00~16:00
受講者:沖縄市立高原小学校 教員 (50名)
場   所:沖縄市立高原小学校(沖縄市)

 沖縄市立高原小学校 教員を対象に、環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

 はじめに、地域環境センターの活用方法、出前講座の様子、講座内容を対象学年、学習内容に合わせてプログラムを作成し実施している事など活動紹介を行いました。
 次に島嶼県である沖縄が、日本の国土面積のⅠ%に満たない地域でありながら世界的にみてもすばらしい自然環境を有している事を解説しました。また、『おきなわ環境教育プログラム集(学校教育編)、(社会教育編)』の紹介を行い沖縄の自然環境や環境問題について考えるツールとして学校や地域で活用してほしいと伝え、プログラム集を対象学年や学習内容に合わせてアレンジする方法や参考資料の活用について解説しました。

 つぎに持続可能な開発目標(SDGs)について解説し、17の目標を5つのキーワード(①Peaple(人間)1.2.3.4.5、②Prosperity(豊かさ)7.8.9.10.11、③Planet(地球)12.13.14.15④Peace(平和)16、⑤Partnership(パートナーシップ)17)で考えるとイメージしやすくなる事を伝えました。
 ESD(持続可能は開発のための教育)は、2030年までの開発目標であるSDGsのターゲット4,7に盛り込まれ、SDGsの達成に貢献する教育として位置づけられており、SDGdの17全ての目標達成に向けてESDをより一層推進することが、SDGsの達成につながっており目標実現の鍵となる事を解説しました。
 講座の後半は「SDGsババ抜きカードゲーム」をグループで行い、ゲームを通してSDGsと私たちの暮らしのつながりについて学びました。

 講座の振り返りとして、自分ができる(したい)SDGsを目標ごとにワークシートに記入しグループで共有しました。
 「ゲームを通して楽しく講座ができた」「学校でもプログラム集やゲームを活用したい」等の感想があり、関心の高さがうかがえました。