講 師:佐藤 寛之 (沖縄生物俱楽部)
開催日:令和4年10月10日(月) 11:30~14:00
受講者:沖縄県 一般県民(小学生以上、中学生以下保護者同伴) (20名)
場   所:南城市佐敷干潟及び兼久構造改善センター (南城市)

 沖縄県 一般県民(小学生以上、中学生以下保護者同伴)を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に自然観察会を実施しました。

 はじめに、兼久構造改善センターにて、自然観察会での安全確認や諸注意を行いました。講師より沖縄ではミーニシーと呼ばれる北風の話があり、涼しくなったこの季節に見ることのできる生きものの紹介がありました。干潟では、北風により気温が下がったおかげか多様な生き物を見ることができました。
 貝が触手を使って給餌している様子を観察し、それが海の浄化に繋がっていることを伝えた後、ミズクラゲや、リュウキュウコメツキガニ、テッポウエビ、ヒメシオマネキ、ルリシオマネキ、ハゼ類、ガザミを観察することができました。
また築島干潟付近では、マングローブについての解説をしました。樹木を見分けるときには、根の形でメヒルギ・オヒルギ・ヤエヤマヒルギなどの区別がつくことや、陸地が波に削られ、少しずつ後退していることなども伝えることができました。 

 終わりに、参加者たちから「海の生き物がたくさん見れた」「解説が分かりやすかった」「また、参加したい」「今度はマングローブツアーをやってほしい」などの意見があり、生き物に関する理解が深まり、環境保全に対する関心が高まっているようでした。