講 師:鹿谷 麻夕 (しかたに自然案内)
開催日:令和4年10月7日(金) 10:00~12:00
受講者:うるま市立彩橋小学校 5.6年 (21名)
場   所:平安座島海岸 (うるま市)

 うるま市立彩橋小学校 5.6年を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

 はじめに、観察の事前学習として海の危険な生き物をパネルを使用して紹介し観察の際の注意事項として、知らない生き物は触らない、岩を動かしたら元にもどす、生き物は元の場所に戻すことを説明しました。観察会場である平安座島の南岸の干潟は、岩や砂地、泥、潮だまりがあり様々な環境が広がり、そこに生息する生き物も様々な種類がいます。児童らは講師と岩の下や砂泥の生き物を歩きながら観察しました。
 干潟には、シオマネキ、スジホシムシ、クロナマコ、イソアワモチ、コメツキガニ等を観察する事ができました。生き物を見つけては講師が生き物をケースに移し詳しく解説しました。観察の後は学校へ戻りどんな生き物を観察したか皆で振り返りをしました。

 学校近くの干潟は身近な場所ではあるが児童らのほとんどは初めての観察会でした。児童からは「見た事ない生き物が見れてよかった」「いろんな生き物がいるのが分かった」「イソアワモチが見つけにくかったけど、どういう所にすんでいるのかが分かった」等の感想がありました。
 最後に講師は”干潟の環境はあたたかい、岩、砂、泥、水たまりがあったりなかったりと色々あり、その環境に合った生き物がそこに住んでいてとても大事な所です。色んな場所に色んな生き物がいる環境をずっと残せるように大切にして下さい。”と締めくくり思いを伝えていました。