講 師:名嘉山 国広 (沖縄こどもの国)
開催日:令和4年9月29日(木) 16:00~17:00
受講者:株式会社オカノ 一般・社会人 (50名)
場   所:株式会社オカノ (那覇市)

 株式会社オカノ 一般・社会人を対象に、くらしと環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

 はじめに、環境問題の現状について、地球温暖化や廃棄物問題など世界的に様々な問題があり、それぞれの問題は、私たちの毎日のくらしの中で行われる活動が大きな原因であることを解説しました。
 つづいて、SDGsについて、2015年に国連サミットで合意・可決された持続可能な開発目標であり、2030年を達成年限とした17のゴール・169のターゲットがあること、17のゴールには五つの「P」という考え方があることについての解説を行いました。また、身近な環境問題に焦点を当て、食品ロス削減については「12.つくる責任・つかう責任」、世界の異常気象や災害と「13. 気候変動に具体的な対策を」、海に流れ出ているプラスチックゴミと「14.海の豊かさを守ろう」、などいくつかのゴールとそれに付合する環境問題についてかみ砕いた内容で紹介しました。さらに、沖縄県の取り組みとして気候異常事態宣言の内容や普段の生活の中で取り組める保全活動について紹介しました。

 最後の質疑応答では、「CO2を減らすために一番効果的な活動はなにか」、「最近キノボリトカゲを見かけなくなったけど、絶滅したのでは」などといった質問があげられ環境保全に対する意識が高まったようでした。