与那原町新島区自主防災会の子どもから大人までを対象に、くらしと防災に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的とした出前講座を実施しました。
地域住民が世代を超えて集まった今回の講座では、まずアイスブレイクとして自己紹介ゲームを行い、楽しみながらグループ分けと交流を図りました。
講義の冒頭では、沖縄近海の地震頻度やプレートの位置といった広域的な情報から、与那原町固有の歴史・地理的特徴へと話を深めました。かつて海であった場所が広く埋め立てられて形成された土地の成り立ちを解説し、それに伴う津波や高潮、液状化のリスクについて紹介しました。また、新島区の人口データをもとに、災害時にサポートを必要とする「要配慮者」の存在を具体的にイメージしてもらったほか、避難所でのトイレやプライバシー問題といった過酷な現実についても、写真を用いてリアリティを持って伝えました。
休憩後には「防災かるた」を行い、災害用伝言ダイヤルや津波フラッグといった実践的な知識を習得。身近にある古い塀の危険性に改めて気づく参加者も見受けられました。続いて、究極の選択を迫られる「クロスロード」というゲームを実施。グループ内で意見を出し合うことで、災害時の判断には正解が一つではなく、多様な価値観があることを学びました。
最後には講師から、日頃のコミュニケーションこそが「減災」の鍵であるというメッセージが送られました。参加者からは「備蓄や危険箇所の確認を改めて徹底したい」「ゲームを通して楽しく学べた」といった感想が寄せられ、地域一体となって防災への意識を高める極めて有意義な機会となりました。
