講 師:名嘉山 国広 (沖縄こどもの国)
開催日:令和4年9月14日(水) 19:20~20:55
受講者:沖縄県立中部農林高等学校 2年 (30名)
場   所:沖縄県立中部農林高等学校 (うるま市)

 沖縄県立中部農林高等学校 2年を対象に、自然と廃棄物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。

 はじめに、毎日使われるプラスチック製品について、メリット、デメリット、世界的な環境問題となっている海ごみの多くはプラスチックゴミであることやマイクロプラスチックの問題,海洋生物や鳥,人間にまで悪い影響を及ぼしている事など解説しました。
 つづいて、みつろうラップの体験工作を行いました。ひとり一枚づつ好きな木綿の布地を選び、ビーズ状のみつろうをまばらに乗せ、みつろうを溶かすようにアイロンをかけ、満遍なく布に染み込ませて冷まし、みつろうラップを制作しました。さらに、事前に収集した2か所の海岸(恩納村仲泊海岸、うるま市具志川海岸)の砂を使ってマイクロプラスチック調査を行い、2か所の海岸の状態を比較しました。

 最後に、生徒から「これからは、プラスチックのラップの代わりにみつろうラップを使ってごみを減らしたい」「できるだけプラスチックゴミを拾う」などの意見があり、プラスチックゴミに関する理解が深まり、廃棄物問題に対する関心が高まったようでした