講 師:石神 安弘 (Natural Box 株式会社)
記 録:田場 美妃子、新城 龍刀 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和8年1月31日(土) 9:30~11:30、令和8年2月7日(土)9:30~11:30
受講者:一般県民小学生~大人 小学生以上 (16名)
場 所:沖縄こどもの国チルドレンズセンター (沖縄市)

一般県民の皆様(小学生以上)を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的とした連続講座を実施しました。

1日目の導入では、日本や沖縄におけるカエルの多様性、および県内で深刻化している外来種問題について解説しました。今回標本として使用するミヤコヒキガエルは、本来の生息地ではない大東島地方で繁殖している「国内外来種」であることを紹介しました。また、講師が自ら標本製作を行う中で発見した「カエルのかかと」のエピソードを披露しました。跳躍に備えて常にかかとを浮かせているという身体構造の不思議に、参加者の皆様は強く興味を惹かれた様子でした。その後、標本製作の初期工程として、皮を剥ぎ肉を削ぐ作業を行い、骨を洗浄液に漬け込むまでの作業を完了させました。

2日目は、沖縄のカメを題材とした講話からスタートしました。沖縄本島や周辺離島の地理的な位置関係と、そこに生息するカメの種類を説明し、カエルと同様に国内外来種問題が深刻であることを伝えました。続く製作作業では、洗浄を終えた骨を漂白し、いよいよ組み立てへと移りました。特に本体の骨格から離れている肩甲骨や前足の固定には苦戦する姿も見られましたが、参加者の皆様は非常に集中して細かな作業に取り組んでいました。

最終的には、参加者全員がじっくり時間をかけて、思い思いのポーズをつけたカエルの骨格標本を完成させることができました。終了後には、多くの方が個別に感謝の言葉を伝えに来てくださるなど、生き物の体の仕組みを深く知る非常に満足度の高い有意義な講座となりました。