講 師:鹿谷 麻夕 (しかたに自然案内)
日 時:平成29年12月4日(月) 14:00~14:45      
参加者:北谷町立浜川小学校 5年生4クラス (104名)
場  所:浜川小学校学年広場 

浜川小学校近くには海がある。川の水は海へとつながっている事。水辺の自然や生き物、自然環境を守る事と自分たちの暮らしについて何ができるか考え行動する事も目的に実施した。
 沖縄の海について「砂浜」「干潟」「マングローブ」「海草藻場」「サンゴ礁」それぞれの特徴やそこに棲む生き物の生態について写真を見せながら紹介。
 さらに、私たちの暮らしとのつながりで、山に雨が降り町からの排水が川へ流れ、川の水が土砂や栄養分を海へ運び、土砂は浅い海にたまり、栄養分は浅い海に棲む生物が食べる。そして、きれいになった水がサンゴ礁に流れていく事を説明した。
 次に浜川小学校付近の航空写真、北谷海岸の航空写真を1944年、1945年、1970年、1977年、1993年
2010年と順を追って見ていき海岸が変わっていく様子を生徒と確認した。
 次に海岸のゴミについて、プラスチック、ビン、ビニール、ゴム、木や紙など様々な種類があり海のゴミが生き物へ与える影響について写真を見せながら伝えた。
 最後に「海辺の生き物と私たちがどちらも幸せに暮らせるために何ができるでしょうか?」と問いかけ
自分たちができる事を考えてやっていこうと締めくくり終了した。
 児童は、スライドの写真を見ながら海の生き物に興味を示し、また、自分たちがすんでいる北谷の航空写真を注意深く見入っているのが印象的だった。身近な自然と暮らしについて結びつけ、自然環境も自分の事として大事にする心が大切だと感じた。こども達に沖縄の自然の素晴らしさを伝え、これから先も大事にしていく事を伝えていきたい。

【講座の様子】