講  師:刀禰 浩一 (沖縄市立郷土博物館学芸員)、吉岡 由恵(沖縄こどもの国)
日  時:平成29年9月28日(木)9:30~11:30      
参加者:沖縄アミークスインターナショウナル小学校1年生 3クラス(80名) 
場  所:沖縄アミークスインターナショウナル小学校 多目的ホール、敷地内の森

学校内の自然(昆虫等)について講師と共に観察会及び講話し、沖縄の昆虫の生態と人と自然とのかかわりや環境保全について考える事をきっかけとなる事を目的に実施した。
 アミークス小学校1年生は、森とともに生きる生き物の様子を知り、その様子を絵本にし、森の大切さをみんなに伝える事を目的に学習している。今回は、講師とともに森を歩き、さまざまな生き物が関わり合いながら暮らしている事、人と自然のつながりを伝える事を意識して実施した。
 児童たちがただ生物を観察するだけでなく、アミークスの森に棲む生き物6種類のカード(クロイワツクツク、ヌマガエル、ヒメアガエルのおたまじゃくし、ヘリグロヒメトカゲ、マダラオオコオロギ、ヤドリフカノキ)を作成し、グループ毎に保護者ボランティアが1名つきカードの生き物と気になる生き物を写真に写し、観察後全員で森の生き物の解説とどんな生き物がいたかを共有した。
 森には、リュウキュウルリトンボ、クモ類、アオミオカタニシ等カードに示された物以外の生き物も多く発見し、さらには県天然記念物であるイボイモリも見る事ができた。 アミークスの森にはたくさんの生き物が棲んでいてとても貴重な生き物がいる事、この自然環境を大切にして、これからもたくさんの生き物に出会い、面白いな、不思議だなと思う事を大事にしてくださいと講師から伝え終了した。
 児童だけでなく、保護者ボランティアの方たちも講師の話に熱心に耳をかたむけ、また森でも児童とともに生き物を探す事を楽しんでいる様子が印象的だった。アミークスの森は、水辺もあり良い状態で自然が残っている。観察会等の環境保全活動等にこの森を役立てていただきたい。

【講座の様子】