講 師:山口 貴子(株式会社島嶼生物研究所)
開催日:令和元年9月10(火)9:35~10:20
受講者:那覇市立与儀小学校 3年生2クラス(52名)
場 所:与儀小学校

沖縄自然や生き物と外来生物による環境の変化について講話を行いそれらについて興味関心を抱き、環境保全について考えるきっかけをつくる事をもくてきに実施しました。
はじめに、沖縄の自然について、大小たくさんの島々からなる沖縄は固有種(ヤンバルクイナ、リュウキュウヤマガメ、ノグチゲラ、イリオモテヤマネコ等)の宝庫を言われ、地球上で沖縄にしかいない生き物がたくさんすんでいる事を解説しました。次に外来生物の問題について、その地域に元からすんでいる生き物たちを在来種と呼び、他の場所から人間が持ち込んでその地域にすむようになった生きものを外来種と呼んでいて、沖縄では「マングース」や「グリーンアノール」などの外来種が数多く繁殖しており、貴重な在来種が捕食されたり生態系が壊されたり悪影響を及ぼしていることを伝えました。また、多くの外来種はもともとペットとして飼われていたものを自然の中に放したり、逃げられたりして増えており、ペットを飼うときは最後まで責任をもって飼うように伝えました。
しめくくりに、沖縄の自然や生き物を守るために大事なこととして、自然や生き物のことをちゃんと知る事、ちゃんと勉強すること、周りの人にも知ってもらうこと、ペットを捨てない、放さない、逃がさないことをあげ、他にも自分にできることがないか考える事を勧めました。
最後に生徒代表から「今日の話をきいて、もっと沖縄の自然や生き物たちを大事にしたいと思った」との声があり環境保全について考えるいいきっかけになったようでした。