講 師:名嘉山 国広(沖縄こどもの国)
開催日:令和元年9月2日(月)10:35~11:20
受講者:沖縄市立高原小学校 4年生(130名)
場 所:沖縄市立高原小学校

 高原小学校4年生は総合学習の時間に『環境』をテーマに取り組む予定です。その導入として環境問題とはどんなものがあるのかを解説し、人間活動と環境の変化を伝え児童の調べ学習に役立てる事を目的に実施しました。
 はじめに『環境問題』とは人間の社会活動によってその場所の状態が悪化し人間や他の生き物が住めなくなったり、住みにくくなってしまうことを表しており、人間社会の発展とともに様々な環境問題が生じていることを説明しました。地球温暖化については専門家の予測として2100年までに気温が1.4~1.5℃上昇する可能性があり、身近な問題としては熱中症が増えること、海面上昇や世界各地で様々な気候変動が起こる可能性があることを解説しました。環境汚染については、大気汚染、水質汚染、土壌汚染など人間の社会活動によりその周囲の環境を汚してしまっており、みんなが直接かかわる問題としてゴミを増やしてしまうことが環境汚染につながることを説明しました。
 そして、私たちの住む沖縄の自然や生き物にっいて、世界的に特殊な場所であり『ヤンバルクイナ』『ノグチゲラ』『リュウキュウヤマガメ』『イリオモテヤマネコ』『カンムリワシ』などきちょうな生き物たちがたくさん棲んでいること、その生き物たちの多くが『絶滅危惧種』と呼ばれ、自然破壊、乱獲、外来生物やペットなどの問題によって絶滅の危機に瀕していることを説明しました。
 しめくくりに、今日聞いた『環境問題』について環境をよくするために『今、自分にできること』を考えてみることを促しました。考えるときのポイントとして『お家でできることな何か』
家族で話合ってみること、『学校でできることは何か』友達同士で一緒に調べる事を勧め、今後の環境学習へとつなげるよう提案しました。