講 師:金尾 由恵(沖縄こどもの国 地域環境センター)
開催日:令和2年9月8日(火)14:55~15:40
受講者:名護市立名護小学校サイエンスクラブ(15名)
場   所:名護小学校

沖縄の自然や生き物について講話し、自然環境について興味関心を抱き環境保全について考える事を目的に実施しました。
はじめに、「コウモリってどんな動物?」と児童に問いかけ、体のつくりや哺乳類の仲間である事、身近な場所に住んでいる事を説明し、次にこどもの国で飼育しているコウモリの出産シーンの動画を用いてさらに詳しく飛ぶための体のつくりについて説明しました。

さらに、日本には20種類のコウモリがいて、沖縄には10種類のコウモリが生息しており、小さな沖縄に多くの種類のコウモリが生息している事を紹介しました。 コウモリの見つけ方として、木の近くでペリットを探すとこの近くにコウモリが来た事がわかるので、ペリットを探すことが重要だと解説しました。

そして、沖縄にはたくさんの固有種がいて、今まで大型の肉食動物がいなく平和に暮らしていなしたが、外来種や野生化した猫に食べられたり、交通事故で命を落としている現状を話し、ペットを飼うときは絶対に逃がさない事、最後まで面倒を見ることやヤンバルなどに行った時は動物にも注意する事を話しました。

「身近にいるコウモリだが、まだ知られていない事もたくさんあり、まだ発見されていない生き物たちが沖縄にいるかもしれない。自然を観察したり、調べたりすることが環境を守ることに繋がっていくと思います。」と締めくくりました。