講 師:金尾 由恵(沖縄こどもの国 地域環境センター)
開催日:令和2年9月24日(木)13:35~15:35
受講者:名護市立大宮小学校 5年生(35名)
場   所:名護市立大宮小学校

沖縄の自然や生き物について講話し、身の回りの自然について興味関心を抱き、環境保全について考えるきっかけを作る事を目的に実施しました。

はじめに、「在来生物」固有種」「外来種」について、児童に質問する形での解説を行いました。児童は次々に手を挙げて答え、意欲が高まっていく様子でした。

次に、植生を表しているものなど数種の地図を示し、沖縄が奇跡の島と呼ばれる理由と、「生きた化石」と言われる貴重な生き物が沖縄に残っている理由を解説しました。

琉球列島の面積は日本列島のわずか1%でありながら島それぞれの環境に合わせて進化を遂げた固有種が多くいて、その理由のひとつとして昔は地続きであった大陸と地殻変動により分断・隔離されたことがあげられます。沖縄県に生息する野生動物の多くが、外来種の影響などさまざまな理由により、絶滅を危惧されていることを伝え、絶滅のおそれのある野生生物に関する情報を記載した図書である『レッドデータブック』を紹介しました。

続いて、オキナワイシカワガエル、ナミエガエル、ハナサキガエルなどの写真を示し、どれがカエルの声かを当てるクイズを行いました。クイズの答えは全てカエルの鳴き声であったため、児童たちが驚いた様子でした。

身近な自然環境を調べている児童もいて「調べてもわからなかったことがわかった。」「知っているようで知らなかったことがわかった。」「沖縄の自然って面白いと思った。」という感想がありました。