講 師:田場 美妃子 (沖縄こどもの国)
記 録:比嘉 香織 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和7年2月17日(日) 10:35~11:20
受講者:久米島町立久米島小学校 5,6年生 (18名)
場 所:久米島町立久米島小学校 (久米島町)
久米島町立久米島小学校 5,6年生を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、
環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。
まず、世界地図で沖縄の大きさと位置を確認し、琉球列島や久米島の環境について説明した後、
久米島小学校の位置と周辺環境について考えました。次に、クイズ形式で沖縄の生き物を紹介し、
オリイオオコウモリの生態やペリットについて解説。その後、ヤンバルクイナやクロツラヘラサギ
などの絶滅危惧種、クマゼミ、リュウキュウアブラゼミ、キノボリトカゲなど身近な生き物をセミの
鳴き声とともに紹介しました。また、久米島の固有種としてクメジマボタル、クメジマカブトムシ、
キクザトサワヘビ、クメトカゲモドキを紹介し、認知度を確認しました。
次に、沖縄の自然環境の絵に生き物カードを貼り付け、マップを完成させる「生き物マップ作り」を
行いました。生き物カードに書かれた特徴をよく読み、どのような環境でどのような生き物が暮らして
いるのか考えながらマップを完成させました。最後に、完成した生き物マップを見ながら、沖縄の
自然環境を改めて振り返り。例えば、キクザトサワヘビは河川の上流に、クメトカゲモドキは森林を
好むことなどを一緒に確認しました。
講座中、「ホタル館にクロツラヘラサギが来ると聞いたことがある」「ホタレンジャー(久米島のこども
エコクラブ)に参加しているのでクメジマボタルを見たことがある」などの感想を聞くことができ、
自然環境への興味や関心がさらに高まった様子が伺えました。