講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
記 録:大城 恵利(沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年8月6日(火) 10:00~11:00
受講者:豊見城市環境課 親子 (9名)
場   所:漫湖水鳥湿地センター (豊見城市)

豊見城市環境課親子を対象に、くらしと地球温暖化に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

まず、本日のテーマである「温暖化」について簡単な質問などを交えながら解説開始。
早速参加児童・生徒はノートを取り出し、メモを取りながら話に耳を傾けていました。また、クイズ形式で地球環境のしくみ、現状や想定される今後、温室効果ガスの存在、更には温暖化の大きな原因でもある「二酸化炭素」発生の原因に関しても、答えや考えを問いながら進めました。また、二酸化炭素発生原因が、私たち人間の日々の生活や活動が密接に関係し、多大な影響を与えていることを絵のパネルを使って視覚的に理解を促しました。
ここまで解説してきた「温暖化」という現象を、もう少し具体的に実感してもらうため、簡単な装置を使って実験を行いました。2つの地球環境(温暖化加速前と現在*現在の方には赤外線カットフィルム有)に見立てた容器に熱源を当て、1分毎の温度変化を計測。ここでは参加児童に計測、記録係を担ってもらうなどしました。
5分の計測で4℃の温度差が生じたことを目の当たりにし、ここまでで1番参加児童の反応が大きく表れた時間でした。計測終了後、それぞれの仮想地球の温かさの違いも装置に手を近付けてみるなどし、参加児童たちに体感してもらいました。

全体的に消極的な参加児童であったが、保護者と相談しながら考えたり答えたりする様子も見られ、恥ずかしがりながらも係を引き受けてくれるなど頑張ってくれていました。