講 師:高良 吟二(コンポスト活動家)
記 録:田場 美妃子(沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年8月4日(日) 10:00~12:00
受講者:中城村役場 住民生活課 親子 (24名)
場 所:中城村役場多目的ホール (中城村)
中城村役場住民生活課 親子を対象に、くらしと環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。
はじめに、日本のごみ問題について、一人あたりの年間ごみ排出量が350kgと多く、その中でも生ごみが40%を占める現状を説明しました。特に水分量が多い生ごみは燃やすのが難しく、環境への負荷が大きいことを強調。そこで、生ごみを有効活用する手段として、コンポストが注目されていることを伝えました。コンポストは、微生物の力を利用して生ごみを土に還したり、植物の栄養源にする方法です。生ごみの減量を目的としたもの、堆肥作りを目的としたものなど様々な用途があります。
今回は、様々な種類があるコンポストの中から、手軽に始められるバック型コンポスト作りを体験してもらいました。バック型は土の量が増えすぎず、嫌な臭いが少なく、手軽に始められる点が特徴です。
参加者には実際にコンポストバックに土を入れ、生ごみと混ぜ、土をかぶせるまでの工程を体験してもらいました。2~3日後には生ごみの分解が始まるため、参加者には持ち帰ってもらい今後の観察と活用を促しました。
最後に「土にバナナの皮やミカンの皮を混ぜるのが楽しかった」や「バナナの皮がどんな風に分解されるのか観察したい」などのコメントがあり、楽しみながら環境保全活動を知ることができたようでした。