講 師:比嘉 香織 (沖縄こどもの国)
記 録:田場 美妃子 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年6月26日(水) 10:35~13:55
受講者:浦添市立前田小学校 3,4,5年生 (308名)
場 所:浦添市立前田小学校 (浦添市)
浦添市立前田小学校 3.4.5年を対象に、全般と環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。
3年生では昔と今の生活を比較する「スナップタイムマシーン」の講座を実施。洗濯機やアイロン、台所、携帯電話などの昔の写真から現在への進化の過程をスライドで紹介しました。昔の生活は一つ一つの作業に時間がかかること、家電は一つ一つの作業を減らしていくように進化したこと、現在は指先一つで作業を完了できることなどに気づきを促しました。現在は便利な生活を維持するために電気やガスなどのエネルギーの消費が多くなっていることを説明し、そのことが環境へ与える影響などを考え、自分たちに何ができるのかを問いかけ講座を終了しました。
4年生ではごみの処理に関する「ごみの行方…」の講座を実施。はじめに自分たちが住んでいる地域の分別について問いかけ、ゴミ分別クイズを行いました。次に、浦添市のごみ処分場の映像を見ながら学習し、施設で回収された“ごみ”がどうなるか、収集から処理についてスライドで解説しました。さらに、なぜ分別が必要なのか、ごみを減らすにはどうしたらいいのか考え、持続可能な社会を目指すには、ごみについて考えることが必要不可欠であると解説し締めくくりました。
5年生では「沖縄の自然や生き物」の講座を実施。はじめに、今までに見たことのある生き物について問いかけ、在来種・外来種・固有種・絶滅危惧種の用語の解説を行いました。その後、沖縄の自然環境の絵に生きものカードを貼り付け、マップを完成させる『生きものマップ作り』をしてもらいました。生きものカードに書かれた特徴をよく読み、どのような環境でどのような生きものが暮らしているのか考えながらマップを完成させることができました。
それぞれの講座の最後に、「洗濯機はだんだん手間が減っていて面白かった」「いろんなものがリサイクルできることを知った」「マップの貼る位置が難しかった」などのコメントを聞くことができました。