講 師:比嘉 香織 、田場 美妃子 (沖縄こどもの国)
記 録:田場 美妃子(沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年6月11日(火) 9:30~13:55
受講者:恩納村立安富祖小学校 1,2,4,5,6年 (56名)
場 所:恩納村立安富祖小学校 (恩納村)
恩納村立安富祖小学校 1.2.4.5.6年を対象に、全般と環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。
1,2年生では「沖縄の自然や生き物」をテーマにした講座を行いました。世界地図から沖縄の位置を確認し、小学校の周りの環境は海や森があることを確認しました。沖縄の自然として、海、サンゴ礁、マングローブ林、森、ヤンバルなどを紹介し、琉球列島は160個の島があることを伝えました。
生き物クイズでは身近な生き物を紹介し、名前当てクイズや写真の中から隠れた生き物を探すクイズを実施。恩納村でも多くみられる種類のセミを鳴き声と併せて紹介しました。最後に特定外来生物の問題も伝え講座を修了しました。
4年生の講座「ごみの行方」では、はじめに自分たちが住んでいる地域の分別について問いかけゴミ分別クイズを行いました。恩納村の家庭で出るごみの分け方を掲示し、回答をワークシートに記入してもらいました。次に、恩納村のごみ処分場や那覇市の海を埋め立てたごみ処分場の映像を見ながら学習し、施設で回収された“ごみ”がどうなるか収集から処理についてスライドで解説しました。さらに、なぜ分別が必要なのか?ごみを減らすにはどうしたらいいのか?を考えワークシートに記入してもらいました。持続可能な社会を目指すには、ごみについて考えることが必要不可欠であり、また買い物する時から捨てるまでの事を考えて行動することが大事だと解説し締めくくりました。
6年生では地域環境の昔と今を比較する「スナップタイムマシーン」の講座を行いました。まず、恩納村周辺の1970年代の写真を紹介し、現在の航空写真との違いを全員で確認しました。それから4人一組のグループに分かれ、昔と現在の写真の違いや変わらない所を議論しその理由についても考えてもらいました。最後にグループごとに考えをまとめ発表してもらい講座を修了しました。
1,2年生では「セミの鳴き声が聞けて楽しかった」「マングースは人が連れてきた生き物だと初めて知った」などの感想が、4年生では「必要ないものは買わない」「好き嫌いをしない」、6年生では「建物やホテルが増えて恩納村がもっとにぎやかになってほしい」「安富祖のきれいな海は残してほしい」などそれぞれ講座内容の理解が深まったと感じる感想が多く上がりました。