講 師:比嘉 香織、田場 美妃子 (沖縄こどもの国)
記 録:比嘉 香織、田場 美妃子 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年8月14日(水) 9:30~12:05
受講者:北谷町立北谷第二小学校 5年生 (98名)
場 所:北谷町立北谷第二小学校 (北谷町)

 北谷町立北谷第二小学校5年生を対象に、水と水資源に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的として、出前講座を実施しました。

 はじめに、暮らしの中で水がどのように使われているのか、みんなで一緒に具体的に考えてみました。トイレや掃除、料理など、水が使われる場面は様々で、特に風呂での使用量が多いこと、沖縄本島には11基のダムがあり、北谷町には海水淡水化センターがあってそこから水道水が供給されていることを説明しました。それから、ワークシートを用いて水の循環について説明を行いました。

次に、水をきれいにするにはどのような処理が必要なのか、実験を通して考えてみました。泥水を用意し、重曹水とミョウバン水を混ぜて沈殿実験を行ったあと、泥水が凝集し、汚れが沈んでいく様子を観察しました。その後、沈殿実験でできた上澄みを、活性炭と砂を入れたろ過器に通し、濾過実験を行いました。最初に濁っていた泥水が、沈殿と濾過の過程を経て透明になっていく様子を確認できました。

最後に、実験を通して、「もし遭難したら、このろ過器を工夫して飲める水を作りたい」「今回のろ過器は2層だけど、次は5層にして実験してみたい」など、水や水資源に対する興味関心が高まった様子が見られました。