講 師:佐藤 寛之(沖縄生物倶楽部)
記 録:田場 美妃子(沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年7月25日(木) 10:00~11:00
受講者:アフタースクールエデュコ 小1~6年 (45名)
場   所:アフタースクールエデュコ (浦添市)

アフタースクールエデュコ 小1年~6年を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。

「沖縄の自然や生き物」をテーマに、その中でも今回は毒のある生き物のお話をしました。毒は体のいろいろな場所にピンポイントに作用し、自然界の毒は主に刺咬毒と食中毒に分けられることを説明。刺咬毒で身近なものとして、ハブの毒を取り上げ、タンパク質に作用する溶血毒であること、ハブと似たコブラの仲間は神経毒のため、効き目が違うことを実物の標本を用いて紹介しました。
また、魚に効く毒は人間にも効き目があるため、海の生き物で毒を使って魚を狩る生き物には気を付けることと注意を促しました。最後の食中毒の説明では、生き物に触れること事態に危険はないが、沖縄にも生息しているオウギガニの仲間には、一匹で一家全員と家畜数匹を全滅させるほどの毒を持つ種がいることなどを紹介し、知識を持つことの大切さを伝えました。

講座の振り返りでは「ハブの牙が鋭かった」や「知っている名前の動物のことを詳しく知れた」などの感想が聞けました。