講 師:比嘉 香織(沖縄こどもの国)
記 録:田場 美妃子(沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年7月22日(月) 13:00~14:00
受講者:北谷町桃原公民館 親子 (20名)
場 所:北谷町公民館 (北谷町)
北谷町桃原公民館 親子を対象に、自然と生き物に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に、出前講座を実施しました。
はじめに葉脈の役割(水分や養分を運ぶ人間の血管のような役割、葉を支る骨の役割)や、葉脈標本についての解説を行い葉脈標本づくりに取り掛かかりました。葉脈標本は、事前にリュウキュウコクタンの葉を採集し処理をしたものを持参(リュウキュウコクタンを苛性ソーダで煮詰め、酢(酸)で中和させた後水洗いしたもの)。この処理方法については、保護者より質問が多かったため、口頭にて説明をしました。
処理済みのリュウキュウコクタンをトレイの上に置き、歯ブラシで優しく叩くと葉肉が剝がれ、葉脈のみが残ります。それをアイロンで乾かし、名刺サイズのラミネートで加工し栞を完成させることができました。
講座の振り返りでは「ほかの葉っぱの葉脈標本も作ってみたい」や「葉っぱの葉肉を落とすのが楽しかった」などの感想が聞け、児童らは普段注目していなかった植物の葉を観察したり、標本づくりを通して改めて関心を持ったようでした。