講 師:比嘉 香織 (沖縄こどもの国)
記 録:比嘉 香織 (沖縄県地域環境センター)
開催日:令和6年6月20日(木) 10:20~14:50
受講者:石垣市立川平小中学校 小学3年生~中学3年生 (57名)
場 所:石垣市立川平小中学校 (石垣市)
石垣市立川平小中学校小学3年~中学3年を対象に、ごみと環境に関する理解を深め、環境保全に対する意識を高めることを目的に出前講座を実施しました。
3年生では、どのような物がプラスチックでできているのかを知るために「プラスチックごみクイズ」として、カップラーメンの容器、化繊の服、消しゴム等を示して、プラスチックが使われているのはどれかを当てるゲームを実施しました。次に「プラスチックを探してみよう!」というワークを実施しました。プラスチックでできた物をたくさん見つけようと声掛けし、自分の文房具や教室の中でプラスチックを探してもらいました。クラスでどのようなプラスチックを探せたかを共有したことで、改めて自分たちの身の回りには、実に多くのプラスチックがある事に気付けた様子でした。そして最後に、使い捨てプラスチックごみが問題になっている事も併せて伝えました。
4年生では、まずプラスチックの特徴について問いかけ「いろんな形がある、いろんな色がある、軽い、安い」など、プラスチックはとても便利でいろんなプラスチック製品があり、みんなが毎日使っている事を確認しました。さらにペットボトルやストロー、スプーン、コップなど一度使ったら捨てる「使い捨てプラスチック」はごみが増える大きな原因となるため、使い方や代わりになる物について一緒に考えました。続いて、世界中で問題となっている海ごみの多くはプラスチックごみであることや、マイクロプラスチックの問題、海洋生物や鳥、人間にまで悪い影響を及ぼしている事などを解説しました。プラスチックの長所や短所、環境への影響についてまとめ、これからのプラスチック製品との付き合い方(使い方)についても考えてもらいました。中学生では、前段の内容に加えて「プラスチックを減らすアイディア」を考えてもらい全体で共有しました。
児童生徒から「使い捨てプラスチックを使わない」「リサイクルを増やす」「持ち帰りで提供される使い捨てプラスチックを使わないようにお店に働きかける」などの意見があり、プラスチックに関する理解が深まり地域環境を良くしたいという姿勢が見られました。